死ぬかと思った

本来俺の時間割に於いて土曜日に授業は無いのだが、自習をするために校舎に行った。家に居ると必ずと言って差し支えないほど受験に対する情報収集をするために─という名目をでっち上げて─パソコンに触れてしまうので捗らないから、という理由で代ゼミに行ったものの、そのことを考えるだけで勉強どころじゃないくらいに恥ずかしい思いをして、どちらにしろ今日は捗らなかった。

その「恥ずかしい出来事」というのは 2 つあるのだが、どちらも開放教室での出来事で、まず 1 つめは静まり返った開放教室の中で鞄が椅子から落ちてしまったという事だ。なんだそんな瑣末な事かと思われたかもしれないが、本題はここからで、まずいことに鞄の中にビューラー(睫毛を上げる道具)が入っていたのだが、それが落ちた勢いで数メートルほど後方に飛んで生徒の視線を集めることとなったのである。俺は男であるからして──というとやれ「それは男女差別だ!」だのと口々に言う輩も決まって出てくるのだが、そういう類の議論は棚に上げておくとして──普通ならばビューラーなんぞを持ち歩いている筈が無いのである、が、その時ばかりはどうしたことかそれが鞄の中に首尾よく入っていて、それを拾って渡してくれた人には一握りの感謝と、必死に弁解したい気持ちで一杯だったが流石に目立つので躊躇われた。

もう一つというのがまた状況が一緒で、静まり返った開放教室で、ハエ、それも恐らく2cmはあるであろう巨大なハエが隣に留まってるのを見て、声にならない悲鳴をあげたことである。はっきりと覚えてないけど「ブヒ」あたりにかなり近いような声をあげたと思う。その際、隣に座ってた男の人と目が合って、死ぬほど恥ずかしい思いを抑えながら仕方なくひきりながらも笑ったのはよく覚えている。こんなんだから友達ができない。

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俺なんか英語124点です。